404 motivation not found | t_ishidaのブログ

CAT | 書評

3月/10

28

完全教祖マニュアル

はじめに

読中・読後に何度も出版社とシリーズを確認し直してしまった。

「ちくま新書ってこんなんだったけか?」

と。しかし、結論から言うとちくま新書の抜群の信頼感の通りの良書。

目次

  • キミも教祖になろう!
  • 第1部 思想編(教義を作ろう
    • 大衆に迎合しよう
    • 信者を保持しよう
    • 教義を進化させよう)
  • 第2部 実践編(布教しよう
    • 困難に打ち克とう
    • 甘い汁を吸おう
    • 後世に名を残そう)
  • 「感謝の手紙」
  • あとがき―「信仰」についての筆者なりの捉え方

内容

1部

“甘い汁を吸うために教祖になろう”というテーマで進めていきます。甘い汁を吸うために教祖になる、そのために必要なものは何か?それを解説する過程で宗教の構成要素を分析していく1部~思想編~

要旨

  • 宗教とは人々をハッピーにするものである
  • ハッピーにするものと定義するのであれば、アンハッピーな人々 => 社会の爪弾きにされる人々にハッピーを提供するもの。つまり、反社会的なものが宗教である
  • 存在しない不安を与え、それに対する救済を用意するのが宗教である
  • そのために義務を与え義務を遂行させる事で自分の宗教を自覚させ、自分によりどころがあると、安心させるのが宗教である

若干端折ってますが、要旨としてはこんなところ。

2部

そして、実際に教団を運営し信者を集めていく過程を説明しながら、宗教の歴史を分析し、追体験していく2部~実践編~の二部構成です。

要旨

民衆は豚だからしかたないのです。

感想

大学が神道系だったこともあり一般教養レベルで宗教を齧っていた身として大変興味深く読めました。なかなか体系的に学べる良書だと思います。極めて悪ふざけな文章と、実にシニカルというか、極めてニヒリックな視点でズバズバ切って捨てていきます。新書というよりは切れ味の鋭いブログを読んでいるような印象。データ不足故に定性的に見える論旨もニヒリックな切れ味でゴリ押しして納得させるというスタイル。

「なるほど、これが教祖に説教されて飲み込まれていく感じか?」

と。
そう、冒頭から何度も出てくる

「本書を信じなさい、本書を信じれば救われるのです」

という文句にも現れているように、この本の定性的な体裁も計算づくなのでしょう。
しかし、これが、「信者が勝手に解釈して、勝手に教義を作ってくれる」の状態なのかも知れませんが。

  • 面白いからガンガン読めて、バスバス頭に入ってくる!この本の構成は可能性を感じる分野
  • 二部はあんまり面白くなかった
  • データ不足で説得力が薄い
  • 帝王学・哲学な部分にもサラりと触れるけど、サラり過ぎるので、もうちょっと突っ込んで欲しい

近況

今週末は、1冊しか本を読めなかった orz

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能書き

読んでる本の紹介とメモ
個別の感想とかはまた後で

マリさん

勧められて読んだマンガ。
万人にはオススメしません。
学生時代に日の当たらないサイドで黙々と創作に打ち込んだくらい青春時代が有った様な男子には刺さる内容だと思います。こういった方は是非読んでみてください。

シゴトの渋滞、解消します!

まだ読んでる中です。
渋滞の研究をする渋滞学とかいう学問をやってる人の本だそうです。渋滞を無くす基本は「車間距離を充分に空けること」とのこと。車間距離を空けずに走っていると強いブレーキを踏む回数が増え、それが後ろにドンドン連鎖して結果渋滞が増えやすくなる。これを仕事に当てはめて考えると、仕事の無駄が減らせるはずである。という内容。

  • 個人の仕事
  • チームの仕事
  • 会社の仕事

と、段階を分けて章立てしている。(本の表現と違うかも知れないので、確認後直すかも)
これは別途エントリを起こすような気がする。

60歳までに1億円つくる術

読んだ。要約すると資産の考え方と、資産を有効に寝かせるために長期分散投資を勧める本。この手の本を初めて読んだけど、分かりやすくて、自分でも出来そうだという気にさせてくれて心強かった。これは別途エントリを起こすような気がする。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

まだ読んでない。これから頑張って読む。

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2月/09

25

からだのきもち

からだのきもち

内容紹介
ナオコ先生ご自身による成人向けコミック&ショタ&百合もののベストセレクション。
「大切な人」
「おねえさん改造計画」
「八月の夢」などバラエティに富んだ10編を
収録予定。カラー口絵8ページ。描き下ろしもあります。
徳間書店「COMICリュウ」本誌で好評連載中の「なずなのねいろ」
第 1巻と同時発売。

著者紹介

Amazonさんより

著者について
ナヲコ (ナヲコ)
ナイショ年生まれ。
一番最新のコミックスは『voiceful』一迅社。
COMICリュウには昔から読んでいる先輩のマンガ家さんたちが多く、
ひそかに、かなり緊張気味。
好きな映画は
『花とアリス』
『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』。
好きな音楽は、筋肉少女帯、グループ魂、
UNICORNSAKEROCKなど。
今『よつばと!』にハマリ中

全体について

エロいですヽ(゜▽、゜)ノ
所謂男性向けのエロ雑誌に載っているマンガの類と比較した時、行為そのものについての描写は短めな反面、生々しいかも。全体的に(巻末のテンション・ナビゲーションを除く)、思春期を上手く描けているのか、どうにもポップなのに儚さを感じて一気に読むのが辛かったです。

巻末に入ってるテンション・ナビゲーションは若干毛色が違います。一番好きな話なのですが、あまりに切なくて結構ダメージを受けるので覚悟して下さい。

各編について

マイガール

あらすじ

きわめて短かく話の流れが無いのであらすじは省略します。

感想

少女の百合もので、いずれ大人になる事で失われるであろう繊細な美しさと、その背景となる複雑で整理されていない少女らしい複雑さが描かれています。たった4ページの作品ですが、冒頭を飾るに相応しい存在感のある作品です。

ひとつだけ

あらすじ

きわめて短かく話の流れが無いのであらすじは省略します。

感想

体型を美しく保ちたいと言う欲望と、美味しいもの食べたいと言う欲望、この相反する2つの欲望を抱えながら・・・とか、なんかもう良いや、女の子の食べてる姿は可愛いです。

大切な人

あらすじ

少女「珊瑚」が主人公です。妹を亡くした少女が「私」と言う良い子を演じる事で社会とのインターフェースと保っている。その「私」を演じずに居られる場所「みつる」との淡い恋愛を描いています。

感想

恋愛と言うにはあまりに淡く未熟で、自らの切なさを埋める為に欲望に身を任すような、それでもお互いがお互いを必要としてしまう、延々と渇き続けてしまいそうな二人の関係がとても苦しいです。たった15ページの短い短いお話ですが、胸に残るものはとても大きいでしょう。

あらすじ

端的に言えば近親相姦ものです。くっついては離れるアホな親に引きずりまわされて、その度に、出会っては別れを繰り返す兄妹の切ないお話。

感想

重たいし、辛いし、実の妹が居るし、この家庭がアレで、結局なんかアレなのでノーコメントです。

お姉さん改造計画

あらすじ

弟のお金持ちの友達(幸野君)が女の子紹介したら小遣いをくれる・・・と言うので、童顔の姉(24歳)に制服を着せて紹介する。と言う話。

感想

これまでと打って変わって鬱っぽくはないお話・・かも知れません。テーマと言うか話の主軸自体は有り、それ自体はとても共感できる事なのですが、設定とテーマに距離があるような?でも、可愛いので良い事にする。

デュオメイト

あらすじ

少女レズものです。ピアノ教室で連弾をしている、かすみちゃんとみさきちゃんの話。みさきちゃんが実はエロい子で・・・

感想

エロいです、以上ヽ(゜▽、゜)ノ

八月の夢

あらすじ

教師と、生徒のエロい話です。

感想

少女が欲望を解放してしまった魔性と言う感じ。覚えたてで興味も欲望も果てしない分、少女の方が怖いよね。

Brand-New-Menu

あらすじ

配達してくれるお姉さん目当てでミックスサンドを喫茶店に毎日のように注文をしてしまう主人公。実は、そのお姉さんが、同級生だった・・・と言うお話。

感想

エロくて可愛いです、以上ヽ(゜▽、゜)ノ と言うか、女の子がズルくて、でも可愛らしくて、この年頃特有と言うか。本当にエロくて可愛いしか言えないところ。

明日

あらすじ

疎遠になった幼馴染と日直の日、日直の日誌が見つからなくて最終バスを逃してしまう。そこで、二人が疎遠になった理由が語られる・・・と言うお話。

感想

欲望に身を任せる事で傷つけてしまう事。女の子が一人の心を持った存在である事。そして常に女の子の方が上手だった事。とか、そう言う事にはじめて気付いたあの頃を思い出します。

ナキムシの歌

あらすじ

主人公は少年。家族で昔住み込みで働いていた旅館があった。その旅館に旅行で遊びに行った。その旅館に年の近い男の子が居た。その男の子との出会いと別れと、その心情を描く。

感想

エロくはありません。こういう自分の力ではどうにもならない少年時代の別離とか、無垢なる慕情とか。もう、駄目ですね。泣いちゃいます。同じ理由で、zoneのseacret baseも泣いちゃうしね。

テンションナビゲーション

あらすじ

大学のサークルの飲み会の一幕から始まる恋愛模様を描く3連作。

感想

とても苦しい。感想としてはそれだけです。唯一という言い方も妥当ではないし、誤解を招く言い方ですが、唯一物語の流れ上セックス描写が自然に入り込んでおり、そのセックスが主役な物語である。と思っています。また、それが実に悲しかったり、幸せ(描き方的には、僕の感じ方としては、これも悲しい)であったり。成人向けだからこそ描ける物語として、とても良質な作品だと思います。是非、読んで頂きたい。

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2月/09

22

Voiceful

はしがき

ネットを通じて知り合った漫画家の方の作品ですね。自分が普段読むジャンルの漫画とは明らかに毛色の異なる作品なので、多分、ネットを通じてその漫画家の方に出会わなかったら生涯読むことも無かったのかも知れない。なんて思うと、なかなか感慨深いものです。

Voiceful

出版社/著者からの内容紹介

ネットの中だけで歌を発表するシンガー・陽菜と、
彼女に憧れる内向的な少女・かなえ。出会うはずのない二人が、
ふとしたきっかけで出会い、
互いを強く求めるようになる…。
表題作ほか、少女同士の深く強い絆をテーマにした傑作短編集!!

短編集?ボリューム的にも、そうだけど同じ粒のものがいっぱい並んでる所謂短編集とは違う気がするので、短編集と言われてピンときませんでした。

著者紹介

Amazonさんより

著者について
ナヲコ (ナヲコ)
ナイショ年生まれ。
一番最新のコミックスは『voiceful』一迅社。
COMICリュウには昔から読んでいる先輩のマンガ家さんたちが多く、
ひそかに、かなり緊張気味。
好きな映画は『花とアリス』『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』。
好きな音楽は、筋肉少女帯、グループ魂、UNICORNSAKEROCKなど。
今『よつばと!』にハマリ中

あらすじ

主人公は登校拒否の高校生の「かなえ」。「ヒナ」というネット上にしか存在しないアーティストの歌だけが支えとして生きており、このかなえがひょんな事から憧れのヒナと出会い、いちご大福をプレゼントするところから話が始まります。そこから二人がお互いを心の支えにしたり依存し過ぎている事に気づいて離れたり・・・リリィ・シュシュをどこか匂わせつつも、ちょっと違うのかなぁ?どうかなぁ?のようなところ。

絵については僕が詳しくないので深く言及は出来ませんが、線の本数が少なくてさっぱりしているのにくっきりしていて綺麗だなぁ・・・という印象。

物語について

ちなむと百合の分類らしいですが、百合っぽかったりはしません。僕の中の百合の定義が女の子同士の恋愛モノなのでそれを前提とした場合ですが。二人が激しく盛り上がることもなく繊細に低空飛行を続けたまま、危うげに軟着陸するようなフンワリとした終焉。読後感はあっさりと、しかし仄かに長く尾を引いていきます。

基本的な人物の構図は以下。

  1. かなえもヒナも過去に苦い経験を背負っている。
  2. かなえはヒナの歌に闇の中の輝きを見ている。
  3. かなえはヒナを通して自らを見ている。
  4. ヒナはかなえと一緒に居ると(世間との距離感を上手く取れない故に)依存してしまう

この構図の中、かなえとヒナが成長していくのが本筋。

丁度、監視カメラから覗いた現実のように一歩引いた視点で描かれており物語は閉じています。そこで描かれる少女達の感情表現をジタバタしながら見守るという実に面白い体験をする事が出来ました。これは僕が男だから女の子の気持ちが分からない故にそう感じているだけというものでもないでしょう。これが透明感のある絵柄に、さらに透明感を加えています(変な表現ですが)。

欲を言えば以下が欲しかったなぁ・・・というところを挙げると

  1. かなえの過去もヒナと同程度に描いて欲しかったこと
  2. ヒナが過去を語った以降、急激に整理が付いてしまった過程がよく分からない

と言うところ、二つ目については語り過ぎないところも味だと思うので、なんとも言い辛いところですが。

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1月/09

28

今読んでる本

この辺を読んでます。

採用されているダイアグラムがキモくて、どうかな・・・・って感じで、途中まで読んで後回しにしてます。テーマとしては「JavaScriptって良い言語だけどキモい設計も多いから、良い部分だけを使って気持ち良いコード書こうぜ」です。

PHP サイバーテロの技法。これは読めば読む程面白いです。読み終わったら、これで一本エントリ書くのでお待ちを。ぺちぱーな人は、待たないで注文しても良いかも。

これは扱ってるレベルがそこそこですが、アプローチも分かりやすさも群を抜いていると思います。マンガで分かるとかよりも分かりやすいです。何冊か、この手の本を読んでも身につかない部分が有った自分としては、かなりの補強になりました。この本でも、まだ分かりづらい部分は当然有る(正規分布の話は特に、何度も読み直したし)のですが、この手の本ではダントツでおすすめです。

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10月/08

5

Web情報アーキテクチャ

を読んでる。

すべからくWebページと言うものはドキュメントであるべき。と言う理想とは程遠い現状ではあるが*1、そんな事に毒づいても仕方ないので、とりあえず、現代的なWebとはどうあるべきか?どうすれば使いやすいのか?という事を考えてみるために、この本を手にしました。考えさせられる内容。読み終わったら感想書くかも。

検索信仰

検索に対する信仰がある。

検索すると言う行為自体は、最短手順に近しいところである。しかし、それは目的を達成すると言う目的を持っている場合に限った話で、ブラウジングすると言う行為は、目的が見えていないところから開始している場合も有る。 故に、目的はこれか?と提案できるようなWebのナビゲーションの設計が好ましい。つまり、店頭であれば「服を探しているんだけど」と漠然とした目的に対して店員は「このような服はどうでしょう?」と提案してくる。提案の中から客は、目的を見つける事で目的を遂げる場合だってあるのだ。

自分の所在とナビゲーション

検索サイトからランディングしたページがなんであれ、そのサイトに有益な情報があると考えたら、そのサイトを掘り下げて見たくなるもの。

その場合、自分は、そのサイト中でどこに居るのか?と言うのを知りたい。

勿論、トップから掘り下げている場合でも自分がどこに居るのか分からないのは不安なので、ナビゲーション全てのページ共通のナビゲーションとパン屑は必要なのだ。

Webページの種類

と言うところで、ページそのものの種類の話。

Webサイトには、以下の構成のページがある。

ナビゲーション用のページ

ブログで言えば月別アーカイブ、記事一覧等の、一記事へ誘い込むためのページのこと

目的ページ

ブログで言えば一記事

と言うところでピンと来るところが有れば、

  • ナビゲーションページの作りについて
  • 有効なサイト内検索の作り方

等などに興味のある人は、読んでみるとよいかも。

*1:どう見てもクリッカブルなポスターや絵ばかりです

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5月/08

12

Perlの書籍案内

能書き

今まで読んだPerlの書籍から良いと思ったものを紹介しようと思う。なんで?今更?とかって言われると本当にこまるところだけど、単にYAPC::Asiaが近いから本を読み直していたら思い立ったってだけ。

そもそもPerlとは?

はてなキーワードに書いてあるのを見てもらっても良いし、単にググっても良い説明が沢山あると思うので、そちらを参照してもらうのも良いと思うけど、簡単に説明すればスクリプト言語です。特徴としては、

  • 非常に柔軟な構文*1
  • 非常に高機能*2
  • 非常に強力な正規表現
  • 適度にハードウェアが見える
  • 割と高速

Perlと言う名称は、”Practical Extraction and Report Language”*3、”Pathologically Eclectic Rubbish Lister”*4のかけ言葉です。その名の通り。主に文字列操作に使われます。と言うか、ラリーがC言語でログからレポートを作成するのが面倒くさくて作った言語です。なので、

  • 大量の文字列から文字列を抜き出す
  • 文字列を整形する
  • 文字列を出力する

と言うのが一番得意で素直な使い方です。

とりわけ、「文字列を整形する」が得意なので、近年ではWebアプリケーションに使用される事が多いです。が、「簡単な事は簡単に難しい事も出来る」と言う哲学の元、コンピュータ上で可能な事は、ほとんどできると考えても良いでしょう。が、向き不向きは有ります。例えば、

  • 大量の数値計算*5
  • Windows的、GUIの作成*6
  • 所謂、色んな人がメンテする業務アプリ*7

Perlを習得するメリット

とにかく、ありとあらゆる環境に移植されていて、Linux,UnixだけではなくWindowsやMacの上でも動きます。ちょっとしたルールのあるファイルの一括コピーや、バックアップの自動化など日常の”メンドイこと”から、Webアプリを作って情報の共有やら、いろんな”メンドイ”、”ダルい”から解放されます。本当に、”ちょっとした事”を楽にする*8のに、いちいちコンパイラに怒られなくて済むのが良いところです。が、一番のメリットと言えば、Perlはその名の通り、”病的折衷主義”なので、いろんな言語の良いところを取り入れてますし、逆に、良いところがいろんな言語に移植されています。Perlひとつを学ぶ事で、仕事で別の言語に触れる時、「Perlだと、ああ言うのが有ったけど、この言語だと、どうやんだっけ?」と勘が働き易くなります。特にSIerの人は、いろんな言語に触れることが多いと思うので、そう言った意味で非常にお勧めです。

じゃあ実際に書籍を紹介

リャマ本

リャマ本と呼ばれる奴です。チュートリアル形式に沿って、読んで書いてしているうちに、”Perlでプログラムが書ける”ようになる。と言う素敵な本です。ラクダ本を読みこなせず、悩んでいた時期に出会って、これを読みながら、Perlを書いているうちに、ラクダ本を楽しく読めるようになった・・・と言う思い出の一冊です。ちなみに、続の方は通読したものの再読はしていません。要らないかも・・・と思いつつ、人によっては、続を読む事でラクダ本が読みやすくなったと言う人もいるので、手元に置いておいて損はないかも知れません。会社に置いておくとパクられる可能性が高い本の一つ。必読

ラクダ本

他の言語圏の人も知っている人が多いんじゃないでしょうか?言わずと知れたラクダ本ですね。面白いの一言に尽きると思います。ウィットの効いたジョークと豊富で整理された情報に「楽しくて読む技術書」と言う他ではなかなか味わえない読書経験を味わう事ができます。が、非常に細かく書いてあるので初学者が読みこなすのは非常に大変です。リャマ本から先に読むことをお勧めします。

ところで正規表現の勉強にはフクロウ本が良いと言う意見をよく聞きますが、個人的には正規表現の理解には、ラクダ本がお勧めです。情報量ではラクダ本だけだと負けるかも知れませんが、分りやすさではラクダ本に軍配をあげたいと思っています。

リャマ本のところで”Perlでプログラムが書ける”と表現したのは、Perlでプログラムが書ける人と、Perlerは、区別すべきだと思ったからです。本書のVolume2からの文化としてのPerlの項を読むと、Perlerとは何か?が掴めるんじゃないかと思います。Perlerとしてのメンタリティを掴むためには、このラクダ本を読むのが最短距離だと信じています。必読

Perl救命病棟

Perlerってのは自己主張の強い生き物です。そこいら中に転がっているソースを見て下さい。同じ事をやるのでも、まったく別のソースって言うのが多くて、ちょっと見ただけでは何をやっているのか分らないものが多いと思います。それ故に、楽しく、それ故に学び続ける楽しさがあるのです。

が、仕事でメンテナンスする上では、それは両刃の剣とも言えるでしょう。そのメンテナンスに着目したのが本書です。Perlで飯食っていこうっていう人は必読。

Perl Hacks
Perl Hacks: Tips & Tools for Programming, Debugging, And Surviving (Hacks)

Perl Hacks: Tips & Tools for Programming, Debugging, And Surviving (Hacks)

PerlerがPerlerに送る、Perlをより楽しむためのテクニックが詰まった本です。Perlでデバッグ効率を上げるためのテクニックとか、Perlで名前付き引数を受け付ける構文を作るには?とか。勿論、そんなテクニックをそのまんま使うのも、良いのですが着眼点と発想をパクって、「他の言語でこれを流用するには?」、「これができるのであれば、アレもできるのではないか?」、「この考え方をアソコで応用したら?」等と想像を膨らませながら読めば楽しさはより一層です。

Perlクイズ
結城浩のPerlクイズ

結城浩のPerlクイズ

ちょっと昔に、id:hyukiさんがやっていたメーリングリストのまとめ本です。Perlでこういう問題を解くには?と、id:hyukiさんがメーリングリストで問いかけて、参加者が回答すると言うものです。1ライナーにこだわる人、変態的な回答する人*9、まさにPerlならではの遊び心が詰まった企画だったと思います。

参考資料

自宅に帰ってきたので追記します。が、2冊しか手元になかった・・・。多分、残りは実家か、元の会社か・・・

えっと正直あんまり面白くはありません。特に前半部分は読んだ記憶すら有りません。リャマ本・続リャマ本とちょっとした知識で全部対応できるレベルです。が、いい加減いい値段払っても18,20章は手元に置いておきたい内容。*10

  • 18、Perlを拡張する最初のコース
    • 主にXSの内容ですね。PerlをC言語で拡張するための仕組みです。具体的には、PerlからCの関数を呼べる仕組みですね。他の本で、これについて触れている記憶が無いので、このキーワードが有るだけで嬉しい
  • 20、Perlの内部構造
    • ってか、ここしか面白くないです。Perlの中身がどうないっているのか?について触れています。
入門Perl DBI

入門Perl DBI

Perl DBIと言う、PerlからDBに接続するための仕組みについての解説本です。無駄に詳しく書いています。DBIを使うためにはどうしたら良いか?どう使うべきか?を超えてしまった内容です。ぶっちゃけDBIを作りたくなります。が、多大な苦労も見えかくれしているので、2秒であきらめたくもなります。

Blog Hacks ―プロが教えるテクニック&ツール100選

Blog Hacks ―プロが教えるテクニック&ツール100選

Perl Cookbook

Perl Cookbook

Mod_Perl Developer's Cookbook (Developer's Library)

Mod_Perl Developer’s Cookbook (Developer’s Library)

*1:むしろやり過ぎ

*2:むしろやり過ぎ

*3:実用データを発掘してレポーティングするための言語

*4:病的に折衷主義な酷いものを出力するための装置

*5:出来なくはない

*6:出来なくはない

*7:Perlの問題と言うよりPerlerの問題。だが、それが良い。

*8:クイックハック

*9:一番変態だったのは、フィボナッチ数列のベンチマーク問題のid:miyagawa氏の回答

*10:と、思っている

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5月/08

8

本の紹介

対象読者

これから1か月程度、「研修と言う名の放置プレイ」をされた後、「SEと言う肩書の書いてある名刺」を渡されて、ドナドナ(人身売買)される人に贈る「これを読んでおけば、屠殺されずに乳牛として生きながらえる事ができそうだな?」と、言う本を紹介しておきます。勿論、読んだだけではダメかも知れませんが、参考までに。

SE教科書(絶版?)

SEの基礎となる部分がよくまとまった本です。ネットワーク、DB、プログラミング、その他。基本情報技術者試験の範囲 + αがカバー範囲です。本書は、単なる教科書的「丸暗記項目 + お情け程度の解説」にとどまらず、より実践的な考え方と身につける意義を感じさせる情報の整理の仕方がされております。是非読んで欲しい一冊。

情報技術のすべてがわかるSE教科書

情報技術のすべてがわかるSE教科書

動かないコンピュータ

自分がどんな仕事をしていく事になるのかを理解しておくことが良いでしょう。ソフト業と言うのは、構築するものが目に見えないものなので、非常に見積もりし辛いものの一つです。故に、見積もりに失敗した時は悲惨な事になりがちなのです。その失敗に着目したレポーティングです。

動かないコンピューター ― 情報システムに見る失敗の研究

動かないコンピューター ― 情報システムに見る失敗の研究

実践!プロジェクト管理入門

これって管理者向けの本じゃないの?って思うかも知れません。が、管理される側は、管理する側と同等に、管理について知っていなければ管理のしようが有りません。だから「なぜ管理するの?」、「何を管理したいの?」、「管理ってどうやってるの?」を是非学んでほしいと思います。本当は、業務をある程度経験しないと、実感を伴った読書経験ができないと思います。しかし、その前に本書で知識レベルで良いので得ておいて下さい。

実践!プロジェクト管理入門 増補改訂版 (ネクストエンジニアSELECTION)

実践!プロジェクト管理入門 増補改訂版 (ネクストエンジニアSELECTION)

  • 作者: 梅田弘之
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2006/09/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

プログラムはなぜ動くのか?

どちらかと言えば、プログラマ寄りな一冊ですが、コンピュータに関わる人には是非読んで欲しい一冊です。レベルとしては、基本情報技術者試験のレベルのコンピュータ論です。その部分をより詳細に、読みやすく、丁寧に解説してある良書です。有名な本なのでネット上に良いレビューが沢山転がっているでしょう。

はじめるUMLモデリング(絶版?)

UMLとは、オブジェクト指向設計において、「どんな書き方したらダイアグラムは読みやすい?」と言う事を考えた時の共通解です。つまり、好き勝手にみんなが書くと困るので標準化したと言う事ですね。なので、オブジェクト指向設計の経験者が、新たにダイアグラムを覚えれば、使いやすいかも知れませんが、未経験者はダイアグラムを単に覚えただけでは、何をして良いのかが分かりません。そこに着目して、具体的なチュートリアルを交えながら、「どうやってUMLを使うのか?」を解説していくのが本書です。現場にJavaが普及しきった現在、オブジェクト指向設計は常識になりつつあります。必読の一冊。

体験オブジェクト指向 はじめるUMLモデリング

体験オブジェクト指向 はじめるUMLモデリング

あなたにもできるプログラミング超入門(絶版?)

コンピュータ言語を覚えたらプログラマか?いいえ、プログラムをするからプログラマなのです。「プログラムをすると言う事がどういう事なのか?」を非常に大事にした本です。なにせ「プログラミング超入門」って言いながら、言語が登場するのは、後半半分位からです。それまでは「プログラムとは、こうやって考えること」と言うのクイズ形式で延々と考えていきます。プログラマがプログラムを開設すると、慣れきった思考故に、単なる言語解説になりがちですが、こう言う視点で説明する事が大事ですね。プログラムがはじめての人には是非勧めたい一冊。後半半分くらいで登場する言語はPerlです。そのセンスはどうか?と疑いたくなりますが(笑)。

あなたにもできるプログラミング超入門 (CompuBooks)

あなたにもできるプログラミング超入門 (CompuBooks)

エンジニアのための時間管理術

はっきり言って、すぐに必要な本ではありません。むしろ完全に開発系の人には無用のものかも知れません。対象読者は運用と開発の掛け持ちの人かな?「時間の割振り」、「集中を途切れさせない時間をつくること」、「やるべき事を忘れないこと」、「相手に忘れさせないこと」、「相手の気持ちをハックする事で、余分な時間を取られないこと」と言えばピンとくると思います。ピンと来た人にはヒントとテクニック満載な本ですね。良書です。

エンジニアのための時間管理術

エンジニアのための時間管理術

最後に

これらは、いずれも「概論書」です。今後、経験を重ねていくうちに、より専門的なものが必要になっていくでしょう。その頃には、あなた自身が、「本の選び方のコツ」を掴んでいるんじゃないかと思います。それはきっと、僕とはまた違った視点で選ぶと思います。だから、あなたが本の「選び方のコツ」で得た本を、是非僕にも教えてください。

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10月/07

4

数学ガール

数学ガール

数学ガール

読みました。

わざわざ紹介する必要が無い位有名かな?

割と感銘を受けたので、敢えて紹介します。

プログラマの数学

プログラマの数学

を読んで以来、

大の結城氏のファンになってしまい。

調子に乗って買ってみた・・・って感じです。

一言

 「なんだこれ・・・訳が分からん。」って感じですね。

 変な本です。が、面白い。

内容

 数学の得意な主人公の男の子が、

 数学の天才的な同級生「ミルカ」さんと、

 数学に興味のある後輩「テトラ」ちゃんと関わりながら、

 学園生活を送っていく「数学偏愛青春小説」。

ちょっと読んでみても面白くないと思う人へ

 筆者自身が言ってますが、

 素直にアタマから読むのがオススメです。

 数学が苦手な人は、多分、ミルカさんが出てくると、

 さっぱり分からなくて、「イラッ」と来ると思いますが、

 その辺はサラッと流して、テトラちゃんに萌えて通読しましょう。

 一回読み終わった後、再読するとミルカさんの言ってる事が

 分かりやすくなっていると思います。

素直な感想

 これは小説の体裁をとって間口を広げつつ、

 数学的内容は、難しいものから易しいものまでを、

 一つにまとめてゴチャゴチャ混ぜにする事に意味があったとは思います。

 それが数学の面白さを伝えるための一つの有効な手段だったのだな・・

 と思いますので。

 が、ここは敢えて「テトラ編」、「ミルカ編」の二つに分けた続編もしくは、

 サイドストーリーが欲しいなと思います。

 自分、文系男につき、「ミルカ」さんには反感を覚えますので(笑

 「テトラ」ちゃんと一緒に基礎を何度も復習しながら、

 いつか「ミルカ」さんを論破してやりたいのです。

 

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