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3月/09

22

情報アーキテクチャ – 情報の組織化(1)

能書き

次回の社内勉強会のテーマが「情報アーキテクチャ – 情報の組織化」で、僕が講師の番になるから予習兼、資料の材料の確保と言う事でタラタラと書き連ねていこうと思います。普段のですます調じゃないのは、明るいとは言えないところに深く突っ込んでいくために、威厳的なものを装うための最後の抵抗です。

また、(2009/03/21時点)ここで述べている内容は基本的に、目次立てと肉付けを目的としており独自見解や思い込みで書いています。今後、参考文献に当たったり、材料収集が進んでくると、ガンガンに変更される可能性があるので、鵜呑みにしては駄目です。

概要

Webサイトはクリッカブルなポスターの集合ではなく。情報の集合である。言わば一冊の本である。言わば図書館である。それは企業ページでも、ブログでも同様である。企業ページであれば、それは会社のパンフレットかも知れない、ブログであれば日々の記録かも知れない。いずれにせよ扱うのは情報の集合である。図書館に整理無く本が格納されているところを想像してみると良い。どんなに良書を集めた図書館であろうと、良書は死蔵になる事を想像するのは難くない。索引が付いてなく、ランダムに単語の並べられた辞書を想像してみると良い。どんなに含蓄のある説明を掲載している辞書であろうと役には立たないだろう。情報は整理され、触れやすい形に組織化されてて初めてその価値が生まれるのだ。その情報整理のための技術が情報アーキテクチャである。情報アーキテクチャの中心技術に情報の組織化がある。本稿は情報の組織化について学んでいく。

情報の組織化の具体例

情報の組織化と言う堅い言葉を使うと混乱してしまうかも知れない。まずは、具体的にすべき事を紹介しよう。

  • 情報の収集
  • 情報の理解
  • 情報の整理
  • 情報の分類

実に当たり前の事である。この当たり前の事を当たり前にこなす為の技術である。また、当たり前の事は誰もが出来るが、誰もが深く考えていない事でもある。具体的に各論について見ていく。

情報の収集

Webサイトに掲載するための情報を収集するフェーズである。本来、Webサイトに載せるべき情報があるからこそWebサイトの構築を決めるはずである。それをWebサイトを構築するために収集する必要があるのは人間らしい矛盾とも言うべきところであろう。

新規に起こすサイトであれば、ヒアリングと言う作業により行う。しかし、単にインタビューをすれば良いと言うものではない。人間はデータベースではない。欲望を問い合わせたからと言って、具体的な欲望が返却される訳ではない。問い合わせれば断片的なイメージばかりが返ってくることであろう。例えば、その場合には、

  1. 相手に欲望を喋らせる
  2. 引き出した断片的なイメージから具体化させたラフを書いて、相手にイメージを持たせ、自らの欲望を類推させやすい状態にする
  3. そこから欲望を片っ端から引き出す

等の工夫を要する項目である。また、サイトのリニューアルであれば既存サイトの分析で行う場合もある。

情報の理解

収集した情報を前にして、その情報を飲み込めないようでは整理も分類も出来ない。ここでは収集した情報
を学習しておく必要がある。目的無く情報を読み込もうとすると漫然と眺めているだけになりがちになるので文章化しておこう、また、文章化は、次フェーズにあたる情報の整理の項で必須になる。

情報の整理

収集した情報をひとまとまりで収集していると、情報に重複や不足が出てきます。そこで、重複した情報をまとめる、不足を補うフェーズである。具体的には、以下のような作業を行う

  • 前フェーズで文章化したものを詳細の目次立てする
  • 一般的ではない用語を抽出して用語集を作成する
  • 用語説明を行っている文章を重複とみなして整理する
  • 説明不足となっている箇所を補填する
  • 分割すべき項目を見出して、情報の分割を行う

この時点でサイトデザインを考慮に入れるような形になってしまいがちになるので、こういう言及は避けたいところではありますが、イメージとしてはブログの1エントリを完成させるようなイメージで行います。

情報の分類

整理した情報同士の関連付けや、カテゴリ分け等を行い、情報群に最適な構造を持たせるのがこのフェーズです。「カテゴリ分け等」と表したのには、例えば、目的を持ったユーザーを想定した場合にカテゴリ分けや関連付けを設けずにフラットに情報を配置して検索から情報に直接アクセスさせ、その上でタグを付けさせるようなアプローチが最適である場合もあります。その情報の特性を考えて、それに最適なアプローチを取るための戦略を立てるフェーズでもあります。

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