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2月/09

22

Voiceful

はしがき

ネットを通じて知り合った漫画家の方の作品ですね。自分が普段読むジャンルの漫画とは明らかに毛色の異なる作品なので、多分、ネットを通じてその漫画家の方に出会わなかったら生涯読むことも無かったのかも知れない。なんて思うと、なかなか感慨深いものです。

Voiceful

出版社/著者からの内容紹介

ネットの中だけで歌を発表するシンガー・陽菜と、
彼女に憧れる内向的な少女・かなえ。出会うはずのない二人が、
ふとしたきっかけで出会い、
互いを強く求めるようになる…。
表題作ほか、少女同士の深く強い絆をテーマにした傑作短編集!!

短編集?ボリューム的にも、そうだけど同じ粒のものがいっぱい並んでる所謂短編集とは違う気がするので、短編集と言われてピンときませんでした。

著者紹介

Amazonさんより

著者について
ナヲコ (ナヲコ)
ナイショ年生まれ。
一番最新のコミックスは『voiceful』一迅社。
COMICリュウには昔から読んでいる先輩のマンガ家さんたちが多く、
ひそかに、かなり緊張気味。
好きな映画は『花とアリス』『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』。
好きな音楽は、筋肉少女帯、グループ魂、UNICORNSAKEROCKなど。
今『よつばと!』にハマリ中

あらすじ

主人公は登校拒否の高校生の「かなえ」。「ヒナ」というネット上にしか存在しないアーティストの歌だけが支えとして生きており、このかなえがひょんな事から憧れのヒナと出会い、いちご大福をプレゼントするところから話が始まります。そこから二人がお互いを心の支えにしたり依存し過ぎている事に気づいて離れたり・・・リリィ・シュシュをどこか匂わせつつも、ちょっと違うのかなぁ?どうかなぁ?のようなところ。

絵については僕が詳しくないので深く言及は出来ませんが、線の本数が少なくてさっぱりしているのにくっきりしていて綺麗だなぁ・・・という印象。

物語について

ちなむと百合の分類らしいですが、百合っぽかったりはしません。僕の中の百合の定義が女の子同士の恋愛モノなのでそれを前提とした場合ですが。二人が激しく盛り上がることもなく繊細に低空飛行を続けたまま、危うげに軟着陸するようなフンワリとした終焉。読後感はあっさりと、しかし仄かに長く尾を引いていきます。

基本的な人物の構図は以下。

  1. かなえもヒナも過去に苦い経験を背負っている。
  2. かなえはヒナの歌に闇の中の輝きを見ている。
  3. かなえはヒナを通して自らを見ている。
  4. ヒナはかなえと一緒に居ると(世間との距離感を上手く取れない故に)依存してしまう

この構図の中、かなえとヒナが成長していくのが本筋。

丁度、監視カメラから覗いた現実のように一歩引いた視点で描かれており物語は閉じています。そこで描かれる少女達の感情表現をジタバタしながら見守るという実に面白い体験をする事が出来ました。これは僕が男だから女の子の気持ちが分からない故にそう感じているだけというものでもないでしょう。これが透明感のある絵柄に、さらに透明感を加えています(変な表現ですが)。

欲を言えば以下が欲しかったなぁ・・・というところを挙げると

  1. かなえの過去もヒナと同程度に描いて欲しかったこと
  2. ヒナが過去を語った以降、急激に整理が付いてしまった過程がよく分からない

と言うところ、二つ目については語り過ぎないところも味だと思うので、なんとも言い辛いところですが。

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