404 motivation not found | t_ishidaのブログ

3月/10

28

完全教祖マニュアル

はじめに

読中・読後に何度も出版社とシリーズを確認し直してしまった。

「ちくま新書ってこんなんだったけか?」

と。しかし、結論から言うとちくま新書の抜群の信頼感の通りの良書。

目次

  • キミも教祖になろう!
  • 第1部 思想編(教義を作ろう
    • 大衆に迎合しよう
    • 信者を保持しよう
    • 教義を進化させよう)
  • 第2部 実践編(布教しよう
    • 困難に打ち克とう
    • 甘い汁を吸おう
    • 後世に名を残そう)
  • 「感謝の手紙」
  • あとがき―「信仰」についての筆者なりの捉え方

内容

1部

“甘い汁を吸うために教祖になろう”というテーマで進めていきます。甘い汁を吸うために教祖になる、そのために必要なものは何か?それを解説する過程で宗教の構成要素を分析していく1部~思想編~

要旨

  • 宗教とは人々をハッピーにするものである
  • ハッピーにするものと定義するのであれば、アンハッピーな人々 => 社会の爪弾きにされる人々にハッピーを提供するもの。つまり、反社会的なものが宗教である
  • 存在しない不安を与え、それに対する救済を用意するのが宗教である
  • そのために義務を与え義務を遂行させる事で自分の宗教を自覚させ、自分によりどころがあると、安心させるのが宗教である

若干端折ってますが、要旨としてはこんなところ。

2部

そして、実際に教団を運営し信者を集めていく過程を説明しながら、宗教の歴史を分析し、追体験していく2部~実践編~の二部構成です。

要旨

民衆は豚だからしかたないのです。

感想

大学が神道系だったこともあり一般教養レベルで宗教を齧っていた身として大変興味深く読めました。なかなか体系的に学べる良書だと思います。極めて悪ふざけな文章と、実にシニカルというか、極めてニヒリックな視点でズバズバ切って捨てていきます。新書というよりは切れ味の鋭いブログを読んでいるような印象。データ不足故に定性的に見える論旨もニヒリックな切れ味でゴリ押しして納得させるというスタイル。

「なるほど、これが教祖に説教されて飲み込まれていく感じか?」

と。
そう、冒頭から何度も出てくる

「本書を信じなさい、本書を信じれば救われるのです」

という文句にも現れているように、この本の定性的な体裁も計算づくなのでしょう。
しかし、これが、「信者が勝手に解釈して、勝手に教義を作ってくれる」の状態なのかも知れませんが。

  • 面白いからガンガン読めて、バスバス頭に入ってくる!この本の構成は可能性を感じる分野
  • 二部はあんまり面白くなかった
  • データ不足で説得力が薄い
  • 帝王学・哲学な部分にもサラりと触れるけど、サラり過ぎるので、もうちょっと突っ込んで欲しい

近況

今週末は、1冊しか本を読めなかった orz

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